2012年8月30日木曜日

大聖堂

前述の通り、信者の皆様には
巡礼の目的地となっているサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂。



12時からの主になるミサと、朝・夕方にもミサを行っているようでした。



ここはボタフメイロという大きな香炉を振り回す儀式で有名なのですが、
毎日やるわけではないので、展示室に飾られた香炉を見て思いを馳せます。
(その代わりなのか、朝のミサのときに司祭が手のひらサイズの香炉を降ってました。)

今回の旅行では大小5軒ぐらいの教会を見て回りました。
スペインはカトリックなので、基本的には「大きいことはいいことだ」という精神で
教会を作っている気がします。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの教会は、その最たる存在というか。



仏壇みたいな派手派手の祭壇装飾は、天使が舞う天国の具現化で、
巡礼者はやっと辿り着いた聖地でこれを見て
ありがたやありがたやと涙を流すんだろうなと。

聖堂内の別の礼拝所。古めかしいけど、なにしろ一つ一つが大きくて威圧されます。

訪れる人は様々でも、彫刻や建物で表現された神の国は
等しく信仰心を呼び覚ます入り口にもってこいなんだろうと思いました。

懺悔室(室というか箱)。中に至近距離で神父さんがいます。

一応、中高プロテスタント系の学校で毎朝礼拝に参加したのちに
英国正教会系の大学のキリスト教学科に行ったのに、結果特定の宗教をもたない私なので、
圧倒されながらもぼんやりとそんな意図を感じたのでした。
でも、カトリックのそういうところは、人間の美意識も垣間見るようで好きですよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿